こんにちは!メイプルです。
8月のお盆すぎ、暑い中、2・4・6歳の子ども3人を連れて家族5人で大阪万博に行ってきました!
開幕当初は入場者数も多くなかったのですが、夏休みに入った頃から徐々に増えてきて、最近は満員で入れないなんてニュースもあるほど大盛況の大阪万博。
「人が多すぎて楽しめないんじゃないの?」「子どもがぐずるだけだよ」などなど、親戚や知人からは心配されましたが、実際に行ってみると、子連れでも十分に楽しめて大満足でした。
この記事では、子連れで行く大阪万博のリアルな体験談をまとめています。
- 入場方法やパビリオンの回り方
- 暑さ対策や必須アイテム
- 子どもが楽しめるおすすめパビリオン
これから大阪万博に行くママ・パパに役立つ情報を紹介します。
1.子連れ大阪万博に行くまでの準備

子どもの夏休みが始まる頃には「万博旅行に行きたいね」と夫婦で話していましたが、実際に行くかどうか最終決定したのは2週間前でした。
パビリオンの事前抽選には「2か月前抽選」「7日前抽選」「空き枠予約(3日前から先着)」がありますが、2か月前抽選はもちろん間に合わず、7日前抽選も落選ばかり…。
なんとか3日前から可能な空き枠予約で企業パビリオンを1つだけ確保できました。
直前に行くことを決めたため準備不足は否めませんでしたが、ポジティブに考えると、真夏に子ども3人を連れて予約したパビリオンに行くために広大な会場を動き回るのは難しいはず。
また、これまでに万博に行ったママさんパパさんのSNSやブログを見ると、思った以上に楽しめている様子だったので、大丈夫そうだと思いました。
そこで夫と話し合い、「迷子にならず、熱中症にならなければよし!2〜3つパビリオンに入れれば大成功!!」と、ゆるい目標設定で臨むことにしました。
前日は大阪市内に宿泊し、早めに子どもたちを寝かしつけて翌日の万博に備えました。
旅行ということで子どもたちはテンションが高く、なかなか寝ませんでしたが(笑)。
そして子どもたちが寝たあと、夫と作戦会議。どのパビリオンに行きたいか、子連れで優先入場があるパビリオンはどこかなど、一夜漬けで情報収集をしました。
2.大阪万博会場到着から入場まで

万博会場には東ゲートと西ゲートがありますが、私たちは西ゲートからタクシーで入場しました。子連れでの移動は想像以上に大変なため、以下の理由からタクシー利用をおすすめします。
- 電車の乗り換えがあると子ども連れではバタバタしやすい
- ホテルから駅まで距離がある場合、タクシーの方が所要時間が短い
- ベビーカーや荷物が多くても安心
- ホテルから会場まで直通なので、子どもが寝たりぐずったりしても安心
入場時間は10時の予定でしたが、事前情報によると「予定時間ちょうどに入場するためには早めの到着が必須」とのこと。
そこで宿泊していた大阪駅近くのホテルを8時30分ごろ出発し、9時過ぎには会場に到着しました。
しかし、すでに10時入場レーンには100〜200人ほどの列…!
係員の誘導に従って並びましたが、ここからゲートに辿り着くまで日陰のない場所で待機。
場所によってはスポットクーラーもありましたが、基本的には直射日光にさらされるため、暑さ対策は必須です。
私たちが用意していたのは、帽子・日傘・保冷剤・ハンディ扇風機・扇子。
それでも、人が密集していると風が通らず蒸し暑く、かなり過酷でした。
周りを見渡すと折り畳み椅子を持参している人も。
私たちはベビーカーを持って行ったのでできるだけ荷物は減らすことを優先し、椅子は持たず、子どもたちはパンフレットをシート代わりにして地面に座って過ごしました。
待ち時間は子どもにとって退屈で、スマホで動画を見せたくもありましたが、バッテリー温存のため控えました。代わりに万博の地図を眺めたり、手遊び歌で気を紛らわせました。
時々列は一気に何十メートルも進むため、家族がはぐれないよう必死。
周囲の人も「少しでも前へ!」という感じで押し気味に動くので、子連れは要注意です。
やっと入場ゲート近くに到達すると、ようやくテントがあり日陰に入れました。そして手荷物検査へ。
すべての荷物をX線に通すので、脱着や確認に少し時間がかかります。
それでも検査を終えたのは予定通り10時過ぎで、夫と「意外とスムーズだったね」と一安心。
すでに子どもたちは汗びっしょりで、ここからさらに暑さとの戦いが始まりました。
3.大阪万博 入場後の様子【実際に入れたパビリオン一覧】

無事予定通りに入場できたものの、計画性のない我が家は最初にどこへ行くかを全く決めていませんでした。
唯一決めていたのはベビーカーをレンタルすることです。
4歳の次男も一日中歩き回ると間違いなくぐずるため、持参したベビーカーには次男を、レンタル分を末っ子の娘用に使用するつもりでした。
夫はゲート横のベビーカーレンタルへ直行、私は2歳の長女と一緒に「並ばずに入れるパビリオン探し」にダッシュしました。
その結果、西ゲート寄りの待ち時間ゼロの【サウジアラビア館】を発見。
レンタルを終えた夫と合流し、家族で最初のパビリオンを楽しみました。
このとき時刻は10時24分。
子どもたちと一緒なのでじっくり見る余裕はありませんでしたが、建物や展示、伝統衣装をまとったスタッフから「サウジアラビアってこんな国なんだ」と感じることができました。
その後、会場内で当日予約を試みましたが、家族5人一緒だとなかなか空きが取れず、日本・フランス・アメリカといった人気パビリオンはどの時間帯も予約困難でした。
次に向かったのは【スペイン館】です。

ベビーカー優先入場のマークを発見し、スタッフに声をかけると笑顔で「OK!」と案内され、エレベーターでスムーズに入場。
この時点で10時46分、なんと入場から1時間もしないうちに2つのパビリオンを制覇!早くも目標達成でした。
以降は「待ち時間が短いパビリオン」「ベビーカー優先入場があるパビリオン」を狙う作戦に変更。
ベビーカー優先入場があるか分からずに並んでいるとスタッフから「ベビーカー?こちらどうぞ」と優先的に案内されることもあり、いくつかのパビリオンはスムーズに入ることができました。
21時過ぎまで滞在し、最終的にはなんと【18のパビリオン】に入場!
各国ごとに押せるスタンプもあり、子どもたちはまるで海外旅行をしているかのような気分で楽しんでいました。

入場できたパビリオン一覧
- サウジアラビア館
- スペイン館
- タイ館
- マレーシア館
- 中国館
- コロンビア館
- ポルトガル館
- アラブ首長国連邦館
- カタール館
- 北欧館
- ポーランド館
- トルコ館
- オーストラリア館
- アゼルバイジャン館
- インド館
- コモンズ館 f
- コモンズ館d
- 大阪共立大学館
1つのパビリオンをじっくり味わうよりも、数多く回っていろんな国の文化や取り組みを体験するスタイルでした。
子どもたちは飽きる前に次の展示へ進めるので、結果的に家族全員が満足できたと思います。
4.大阪万博 子連れでおすすめのパビリオンはどこ?【実体験から解説】

解説文のある展示も多く、字が読めない子どもには少し退屈な部分もありますが、子どもが特に楽しんでいたパビリオンを紹介します。
ポーランド館

植物をモチーフにしており、ゲーム感覚で遊べる展示や、手で触ったり匂いを嗅いだりできるものが多く、子どもたちも夢中になっていました。
マレーシア館

マレーシア料理の展示や子どもが遊べるゲームがありました。伝統技術の実演もあり、6歳の長男と4歳の次男もとても楽しそうでした。
中国館

館内は広く、2階建てで構成されており、中国文化に触れる体験や伝統技術の実演がありました。
AIが質問に答えてくれるコーナーもありました。
オーストラリア館

自然をテーマにした展示で、森の再現やオーストラリアの自然の映像などがあり、子どもたちは興味津々で見入っていました。
子連れで心配な迷子問題。対策はどうした?

子ども連れの心配事の一つは迷子です。興味のある展示に夢中になると、知らない間に子どもだけパビリオン内を進んでいることがあります。長男は一度、アフリカのコモンズ館で迷子になりかけました。
万博では「まいごリストバンド」があり、耐久性のある紙のバンドにQRコードが記載されています。QRコードから名前や連絡先を入力でき、まだ自分で情報を伝えられない子どもでも安心です。
1日着用しましたが、手洗いや汗でも破れることはありませんでした。
まいごリストバンドは東西ゲートそばの迷子/ベビーセンターで無料配布されるため、入場後に受け取ってから楽しむのがおすすめです。
5.万博会場での食事事情

万博会場内には、各パビリオンに併設されたレストランやスシローなどの飲食ブース、さらにキッチンカーもありました。
ただ、夫の両親の情報では、スシローは午前11時に訪れても順番が回ってくるのは夕方だったとのこと。
待ち時間が長くなることが予想されました。
子どもたちにとって、さまざまな国の食文化に触れることは思い出になるかもしれませんが、海外食はスパイシーなものも多く、子どもが食べられるものは限られます。
そのため、昼食はおにぎりなどを保冷バッグに入れて持参し、食事よりもパビリオン入場を優先しました。
夕食も会場内のファミリーマートで軽食を購入して済ませました。
ファミリーマートも列に並ぶ必要があるので、全ての食事を会場内で確保するより、少しでも持参しておくほうが安心です。
とはいえ、唯一、タイ館ではチキンのお弁当をテイクアウトしました。
ソースは別カップに入っており、自由にかけられるスタイルで、味の調整もしやすく、子どもたちと一緒に美味しくいただけました。
万博で食事を楽しみたい方は、混雑しやすい時間を避けるとスムーズに動けると思います。
6.子連れ万博での暑さ対策に必須のアイテム

子連れ万博では、子どもたちの体力と体調管理が最優先です。特に暑さ対策は必須です。
大屋根リングの下など日陰やベンチは多く、休憩場所に困ることはありませんでしたが、屋外移動はやはり暑さが厳しかったです。
我が家が持参した暑さ対策グッズは次の通りです。
- 着替え(大人も)
- 冷感タオル(水で濡らすタイプ)
- クールネック
- 保冷剤
- アクエリアスなど凍らせたペットボトルドリンク(コンビニで購入)
- 帽子や日傘
- 汗拭きシート
冷凍ドリンクは100均の簡易保冷バッグで持ち運びました。
ベビーカーは地面に近く熱がこもりやすいため、熱中症対策として背もたれに凍ったペットボトルを入れて移動しました。
ネッククールは屋外で長時間使用するとあまり効果を感じませんでしたが、水に濡らす冷感タオルは繰り返し使えて便利でした。
炎天下でパビリオンに並ぶ際は、日傘や帽子は必須です。また、人気パビリオンやベビーカーに乗らないお子さんには、折りたたみ椅子やレジャーシートがあると体力温存につながります。
また、小さなお子さんがいる場合、ベビーカーは非常に役立ちます。
広い会場内でも邪魔にならず、大屋根リングの屋上でも使用可能です。
2階構造のパビリオンや大屋根リングに上がる際はエレベーターを待つ必要がありますが、荷物も載せられるので便利です。
万博内でレンタルする場合には台数には限りがあるため、入場後は早めのレンタルがおすすめです。
なお、対象年齢は生後1ヶ月〜4歳(48ヶ月)までです。
まとめ:子連れ大阪万博を充実させる7つのポイント

以上、今回は3人の子どもと行った大阪万博での経験談のまとめでした。
- 子連れの入場は、西ゲートからタクシーを利用するのがおすすめ
- ベビーカー優先入場できるパビリオンもある
- 人気パビリオンを狙わなければ、複数のパビリオンに入れる可能性あり
- 子どもにはまいごリストバンドが安心
- 食事は持参や会場内のコンビニ調達でも対応可能
- 暑さ対策は必須。保冷バッグや冷感タオルで熱中症対策を
- 小さいお子さんがいる場合は、ベビーカーの使用が便利
万博旅行前はパビリオンの予約も取れていなかったため不安もありましたが、家族で行って大満足でした。
ミャクミャクのグッズも購入でき、子どもたちも大喜びでした。
8月の猛暑よりは少し過ごしやすくなったとはいえ、連日20万人以上の入場者が予想されるため、混雑には十分注意してください。
これから子連れで万博に行く予定の方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント